■羽田国際化前倒し、アジア・ホノルルへ定期便を - 政府規制改革会議
政府の規制改革会議は5月7日、2010年10月予定の羽田国際化に当たり、ホノルルまでを含む運行距離制限(ペリメータ)の緩和、羽田国際化の前倒し、航空会社への外国資本導入、価格下限撤廃による航空運賃の自由化などを骨子とする航空・空港政策への提言を発表した。
これはアジア版オープンスカイ政策による日本の航空競争力を高めることを狙いとしており、アジア・ゲートウェイ戦略会議の答申に盛り込むよう求めていく。
羽田、成田等の首都圏空港のあり方については、航空自由化のために路線距離だけの硬直的なペリメータ規制は採用すべきではないとし、特に国内線よりも国際線需要の伸びが大きいことから、羽田は国際便への枠の配分に比重が置かれるべきとしている。
羽田空港における昼夜時間帯の現行発着枠は、2010年の第4滑走路共用開始に伴う発着とは別の拡大を図るべきとして、現行の羽田発着枠の拡大を主張している。
また、特定時間帯(6:00〜8:30の到着、20:30〜23:00の出発)と深夜時間帯(23:00〜6:00)は、首都圏空港の24時間化を推進するために、国際定期便、羽田−金浦などのプログラムチャーター便の就航を実現すべきとしている。
そして、羽田−上海虹橋・北京・香港・太平洋地域・ホノルル・ムンバイなどの定期便を年内、遅くとも2年以内に実現すべきとしている。
■チャーター便の規制緩和、昼間は上海、北京就航 - アジア・ゲートウェイ戦略会議
政府のアジア・ゲートウェイ戦略会議は5月16日、アジア・ゲートウェイ構想をまとめた。
最重要項目10の筆頭である航空自由化(アジア・オープンスカイ)に向けた航空政策の転換として、
羽田国際チャーター便の規制緩和、地方空港の路線就航自由化、大都市国際空港の24時間化などを盛り込んだ。
羽田空港については、2010年10月の再拡張・国際化の前に、20:30〜23:30の出発、6:00〜8:30の到着を特定時間帯として、欧米便を含む国際チャーター便枠に広げていく。
また、昼間発着も羽田‐上海虹橋に続き、来年の北京オリンピック開催中に羽田‐北京チャーター便を実現する。
□羽田再拡張後、距離制限無く国際線を運航
2010年10月の羽田再拡張後は、現在の運航距離制限(ペリメータ)である羽田‐石垣間に囚われず、需要、路線の重要性で羽田にふさわしい路線を、近いところから検討するとしている。
これにより、羽田再拡張後の国際定期路線の範囲は広がることになるが、2010年3月に平行滑走路2500mが供用する成田空港との関係については、「戦略的・一体的」に活用するとし、将来の容量拡大等をにらみ更に自由化について検討するにとどめた。
■羽田国際化、再拡張開始時に国際定期便を3万回就航 - 経済財政諮問会議
政府の経済財政諮問会議は6月4日、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2007」の素案をまとめた。その中で「成長力の強化」のためのグローバル化改革として、アジア・ゲートウェイ構想を推進するとし、航空自由化に包括的に取り組むことを盛り込んだ。
航空自由化の一環として挙げられた羽田国際化については、2010年以降の昼間は、10月予定の羽田拡張供用開始時に国際旅客定期便を3万回就航させるとし、路線についても、距離の基準だけでなく需要や路線の重要性も判断し、羽田にふさわしい路線を近いところから検討、今後の航空交渉で確定するとしている。
また、深夜・早朝についても、騒音問題に配慮しつつ国際定期便の就航(欧米便含む)を推進、併せて成田・羽田の首都圏空港の容量拡大に向けて、可能な限りの施策を検討するとしている。
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