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news 2007.7.10

新世代機ボーイング787、ロールアウトを達成

ボーイングの新中型機787が7月8日、ワシントン州シアトルのエバレット工場にてロールアウトを達成した。
このボーイング787では、新素材の複合材が構造部位に多用され、新型エンジン、 空力設計を新たにエアラインのオペレーティングコストを追求したほか、旅客にとっても新コンセプトの客室、湿度調整、エンターテイメントなどの快適性が追求されている。
7月8日時点で確定受注機数は677機、ロールアウト前に多くの受注を獲得した空前の大ヒット機である。

787型機の特色として、従来型機より20%の燃料費削減、定期整備間隔もB767型の約2倍に延びており、整備費は30%削減される。燃料費は747-400型を100%とした場合、787型では44%になる。
50%使用される構造材の炭素繊維複合材は、アルミ合金の2分の1の重量で引張り強さはアルミ合金の2.5倍、単位当りの強度比はアルミ合金の5倍で、腐食せず疲労に強いという特色がある。
その他、低燃費は777型比7%改善、ファン枚数を18枚に節減し、さらにエンジン排気口のこぎり歯状により騒音を削減。
また、客室の快適性では、機内与圧約25%改善による耳鳴りの軽減、客室湿度を10%改善、従来の1.6倍へ窓を拡大など。

世界のカスタマーの中でも最初のカスタマーである全日空(ANA)は、787型機の投入路線について、来年の北京オリンピックに向けた北京線導入を示唆。また、欧州線への導入時期については、2008年に機体を導入することから、ニューヨーク、フランクフルト線といった利用率の高い路線に、2009年〜2010年に投入する可能性があるとしている。
ANAでは、787型機を767後継機として、同社の中型機フリートとする計画で既に50機を発注、この787型機一機種への統合を進める。

一方、日本航空(JAL)では、787型機の投入路線について、需要の高いニューヨーク、ロンドン線といった欧米線、さらにはビジネス旅客を中心に急成長を続けているモスクワ線、デリー線などのBRICs地域、VISTA地域といった新興地域への投入を計画していることを明らかにした。
現在は標準型の787-8型、短距離型の787-3型の計35機の確定発注と、20機のオプション発注をしており、現行の中型機材の767型機、A300-600型の後継として787を導入する予定である。



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