■ANA、燃油サーチャージの改定基準を設定
全日空(ANA)グループは15日、2008年4月〜6月発券の国際線旅客に対する燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)の値上げを正式に国土交通省に申請、これまで燃油価格が下落した場合にのみ設定していた改定基準を価格の上昇、下落の双方について開示するという、独自の基本方針を発表した。
今回の値上げ幅は、日本−韓国線の片道500円から日本−欧州・北米・中東線の7000円。
直近3ヶ月で見ると、ANAの改定基準では改定運賃額は以下の通り。
◇日本−欧州・北米・中東: 1万3000円→2万円(+7000円)
◇日本−ハワイ・タイ・インド・シンガポール・マレーシア: 9900円→1万4000円(+5,000円)
◇日本−香港・台湾・グアム・ベトナム: 6000円→8000円(+2,000円)
◇日本−中国: 4700円→6500円(+1800円)
◇日本−韓国: 2,000円→2500円(+500円)
尚、これらをJALの燃油サーチャージ改定基準に当てはめると、日本−欧州・北米線で片道2万3000円、日本−ハワイ線で1万6300円、日本−中国線で7500円、日本−韓国線で3100円程度となることから、仮にJALが現行の改定基準で値上げを申請すると、常に600円〜3000円の開きが生じることになる。
ANAは1-3月発券の国際線燃油サーチャージの値上げを見送っており、今回の値上げは6ヶ月ぶりとなるが、この3ヶ月間でサーチャージ値上げ基準となる1バレル当たりシンガポールケロシン平均価格は20米ドル近く高騰したことになる。
今後、仮にシンガポールケロシン市況の3ヶ月平均がさらに上昇し110ドル以上120ドル未満台に突入してくれば、燃油サーチャージだけで、欧州・北米・中道線では片道2万4000円、ハワイ・インドなどで1万7000円、香港・グアムなどで9000円、中国で7500円、韓国でも片道3000円が旅客の負担分となる。
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